今田美桜が朝ドラあんぱんで全力変顔！なぜアップにしなかったのか？制作の意図を考察

2025年春のNHK連続テレビ小説「あんぱん」で、今田美桜さん演じるヒロイン・のぶが見せた“変顔”シーンが、SNSを中心に大きな話題を呼んでいます。

登場直後に披露した全力の変顔は、映像では引きの画で映されただけでアップにはならず、視聴者からは「NGだったのでは？」との声も上がっています。

この記事では、今田美桜さんの変顔シーンの背景や編集判断の理由、そして過去の朝ドラとの違いにフォーカスし、その真相を探ります。

今田美桜の変顔はなぜアップNG？編集判断の裏側

今田美桜さんが朝ドラ「あんぱん」で披露した全力の変顔が、視聴者の間で大きな反響を呼びました。

しかし、その変顔は画面奥からのショットで映されただけで、アップでは映らなかったため、「NGだったのでは？」との憶測が広がっています。

では、なぜこの印象的なシーンはアップにされなかったのでしょうか？SNSの声や演出面の意図から、理由を探っていきます。

SNSでは「アップで見たかった」の声が多数

放送後、X（旧Twitter）を中心に「アップで見せて！」「一瞬すぎて見逃した」「遠い！本気の変顔だったのに」といった声が相次ぎました。

中には、「編集でアップを避けたのでは」という考察もあり、SNSはこの話題でにぎわいました。

今田さんの変顔が全力すぎたため、逆に映せなかったのでは？という見方もあり、実際に「これはアップNGだったのかもw」とユーモラスに語る投稿も多数見受けられました。

撮影側の「映さなかった」理由と演出意図を考察

制作側がアップを避けた背景には、演出上の意図がある可能性があります。

まず、物語の時代が「子役時代」から「大人編」へと移行する中で、“のぶ”の第一印象をどのように視聴者に届けるかが重要になります。

変顔を引きの画で見せることで、「笑えるけど美しさを損なわない」演出を保ちつつ、ヒロインの登場をユーモラスに彩る狙いがあったと考えられます。

また、編集判断としては、視聴者の想像力に委ねるという演出手法も考えられます。

変顔が完全にアップで映されると、笑いに全振りしてしまい、キャラクターのバランスが崩れるおそれも。

「全力だけど、あくまで朝ドラらしい品を保つ」このバランスをとった結果、あえて“アップNG”に見える編集が選ばれたともいえるでしょう。

“のぶ”大人編スタート！今田美桜の本格登場シーンとは

NHK朝ドラ「あんぱん」は、第10話の終盤で時代が9年進み、ついに今田美桜さん演じる“大人ののぶ”が本格的に登場しました。

子役パートからのバトンタッチという重要な場面で、のぶはなんと変顔と快活な一言という強烈なインパクトで姿を現します。

この登場シーンは、視聴者に鮮烈な印象を与えただけでなく、今後ののぶ像を象徴するようなキャラクター性をも感じさせました。

第10話でついに登場、変顔＆快活な挨拶でインパクト大

舞台は昭和9年。のぶは高等女学校の4年生になり、通学中の嵩（北村匠海さん）と弟・千尋（中沢元紀さん）を追い越す場面から物語が動き出します。

その時、のぶは「マンガ読みながらノロノロ歩いとったら遅刻するで！ボケ！」と一喝。

そして、嵩の「ボ、ボケ？」という困惑の声に振り向いたのぶは、目を閉じ舌を鼻に寄せるという全力の変顔を披露し、「お先に！」と明るく駆け出していきました。

初登場ながら強烈なキャラクター性を印象づけた理由

朝ドラでは、ヒロインの大人編のスタートは物語の“第二章”とも言える重要なタイミングです。

そんな中、今田美桜さんが選んだ演技は、躊躇のない明るさと大胆な自己表現でした。

これは、これまでの朝ドラヒロインとは一線を画す演出であり、視聴者の記憶に強く残る登場シーンとして、SNS上でもトレンド入りするほどの反響を生みました。

また、変顔での登場は、「気取らず飾らない」「明るくて自由な女性」という、のぶの本質を一瞬で伝える役割を果たしています。

この演出は、単なるギャグではなく、キャラクターの核を象徴する演技だったとも言えるでしょう。

その意味で、今田美桜さんの“変顔登場”は、大人ののぶを魅力的に印象づける見事な第一歩だったのです。

過去作との違いは？「虎に翼」「おむすび」との比較から見える狙い

朝ドラ「あんぱん」での今田美桜さんの変顔シーンは、過去作と比較しても異例の演出でした。

特に「虎に翼」や「おむすび」といった近年の作品と見比べることで、「あんぱん」が描こうとしている新たなヒロイン像が浮き彫りになります。

それは、かわいいだけじゃない、感情豊かで共感される存在という“等身大の女性像”への挑戦です。

“かわいい”を保った橋本環奈、「等身大ヒロイン」を貫いた伊藤沙莉

前作「おむすび」の橋本環奈さんは、ギャルメイクや奇抜な演出を取り入れながらも、一貫して“かわいさ”を守るヒロイン像を崩しませんでした。

そのため、「あくまで理想のヒロイン像」であり続けたことが、一部の視聴者には共感を呼びにくかったという指摘もあります。

一方、前々作「虎に翼」では、伊藤沙莉さんが演じた寅子が、怒る・泣く・笑うといった人間味あふれるリアクションを見せることで、多くの視聴者の心をつかみました。

今田美桜の変顔は「リアルなヒロイン像」への挑戦か

今田美桜さんが「あんぱん」でいきなり見せた変顔は、自身の美しさをあえて封印するような演技でした。

これは、「かわいい」を前提にしたヒロイン像からの脱却を意味し、リアルで共感される存在を目指していることの表れと言えます。

変顔という演出はユーモラスですが、そこに込められた意味は非常に真剣で、感情を隠さず表に出すことの大切さを示しています。

また、視聴者が「変顔に親しみを感じた」「これから応援したくなった」と感じるのは、まさに制作陣が意図したところでしょう。

今田美桜さんの変顔は、単なるギャグではなく、時代に合わせた“共感型ヒロイン”の表現方法のひとつとして、高く評価できるものです。

「あんぱん」の好調ぶりと今後への期待

NHK朝ドラ「あんぱん」は、放送開始から好調な滑り出しを見せています。

第2週の平均視聴率は15.3％、第9・10回では番組最高の15.7％を記録するなど、数字でも着実に注目度を高めています。

ネット上でも「テンポが良い」「キャラが立っている」「笑えて泣ける」と高評価が相次ぎ、朝ドラファン以外の層からも関心を集めているようです。

視聴率は右肩上がり、SNSでも高評価

朝ドラでは初動の視聴率が作品の評価を大きく左右しますが、「あんぱん」は放送回を重ねるごとに視聴率が上昇しています。

これは、「変顔」などの話題性に加え、ストーリーの展開や演出の工夫が視聴者に刺さっている証拠です。

また、X（旧Twitter）などのSNSでは、「#あんぱん」「#今田美桜」などの関連ワードが頻繁にトレンド入りし、日々の話題作りにも成功しています。

“子役ロス”を超えて今田美桜がどう引っ張るかが鍵

「あんぱん」は放送初週から、子役たちの名演技で視聴者の心をつかんできました。

特に“チビのぶ”役の永瀬ゆずなさんと“チビ嵩”役の木村優来くんへの支持は厚く、「もっと見たかった」という声が続出しました。

この“子役ロス”をどう乗り越えるかが、大人編のカギとなります。

そんな中で登場した今田美桜さんは、変顔という強烈な第一印象と、朝ドラらしい爽やかさを兼ね備えた存在感で、見事にバトンを受け取りました。

今後は、彼女がのぶというキャラクターをどれだけ深く、丁寧に演じ切れるかが作品全体の質を左右します。

ユーモアと真剣さを併せ持つ今田さんの演技が、視聴者を物語の核心へと導いてくれることに期待が高まります。

朝ドラ あんぱん×今田美桜の変顔は本当にNGだったのか？まとめ

朝ドラ「あんぱん」での今田美桜さんの変顔シーンは、ドラマの印象を決定づけるインパクトある登場となりました。

しかし、それがアップで映されなかったことに、視聴者は「NGだったのでは？」とざわつき、SNSでも話題に。

本当にNGだったのか、それとも演出上の狙いだったのか──その答えは、単純な「NG」では片づけられない、作品全体の演出意図と女優としての挑戦にあるのかもしれません。

変顔という“崩し”をあえて引きの画で見せることで、ヒロインの等身大の姿と品のバランスを保つ。

視聴者に「もっと見たい」と思わせる余韻を残す。

この演出は、決して消極的なものではなく、むしろ積極的な演出意図として受け止めるべきでしょう。

そして何より、今田美桜さん自身がそのシーンに本気で取り組んだこと、視聴者の印象に強く残ったことが、すでに“成功”の証です。

「変顔NG説」が出るほど話題になったことこそが、朝ドラとしての役割を果たした証拠なのかもしれません。

この変顔をきっかけに、“のぶ”として、そして女優・今田美桜としての新たな魅力が花開いていくことに、大いに期待がかかります。