おつかれさま。今日もごはん、いきましょか。
なすの揚げ浸しは「皮に切り込み→170℃で5分揚げる→熱いうちにだしへドボン→1時間冷やす」。これさえ守れば、店みたいに味がじゅわっと染みた一皿になります。
物価も気温も上がりっぱなしのこの頃、冷蔵庫で冷やしておけば、帰ってきてそのまま出せる。とりあえず、これ作っときゃ間違いないやつです。
この記事では、本格だし版とめんつゆ版の両方の黄金比、失敗しないコツ、日持ち、バリエーションまで、まるっとお伝えします。難しいことは一個もないさかい、肩の力抜いて読んでな。
なすの揚げ浸しとは?なぜ「揚げてから浸す」のか
なすの揚げ浸しっちゅうのは、揚げたなすを熱いうちにだし醤油や三杯酢に漬け込む、夏の定番料理です。
ポイントは「揚げる」と「熱いうちに浸す」の二つ。揚げることでなすがとろっと柔らかくなり、油でコーティングされた表面がだしを吸い込む下地になる。そこへ熱いうちに調味液をかけると、温度差でぐっと味が入っていくんですわ。
煮浸しは「だしで煮る」、焼き浸しは「焼いてから浸す」。揚げ浸しはこの中でいちばんコクが出て、なすがトロッとなる。あたしが思うに、なす料理の中でも“ごちそう感”がいちばん出るのが、この揚げ浸しやと思います。
しかも冷やしてもおいしい。むしろ冷やすほうが味がなじむから、作り置きにぴったり。暑くて火の前に立ちたくない日こそ、朝のうちに仕込んでおくと夕方が楽になります。

なすの揚げ浸しの材料は?黄金比をおさえる(2人分)
まずは王道の本格だし版。だしから作る、いちばん間違いないやつです。
【本格だし版・2人分】(目安:1人分およそ257kcal、材料費300円前後)
- なす … 4本
- 水 … 200cc
- 和風顆粒だし … 小さじ1/2
- みりん … 大さじ2
- 砂糖 … 小さじ1
- しょうゆ … 大さじ2前後(味を見て調整)
- サラダ油 … 揚げる分(たっぷり)
- 細ねぎ(刻み)、おろししょうが … 適量
調味液は「水200cc・みりん大さじ2・砂糖小さじ1・しょうゆ大さじ2・顆粒だし小さじ1/2」がひとつの黄金比。甘めが好きなら砂糖をちょい足し、しょっぱめが好きならしょうゆを増やす。あたしはここで一回味見して、自分の舌に合わせるんが大事やと思てます。
次に、もっと手早く済ませたい働き者さん向けの、めんつゆ版。
【めんつゆ版・2人分】(目安:調理時間15分、1人分およそ163kcal、塩分1.4g)
- なす … 3本
- 水 … 160ml
- 濃縮4倍のめんつゆ(だし本つゆ系) … 40ml
- みょうが、青ねぎ … 適量
- サラダ油 … 揚げ焼きする分
めんつゆ版は「水160ml:めんつゆ(4倍濃縮)40ml」、つまり水4:つゆ1が目安。濃縮の倍率が違うつゆを使うときは、パッケージの「かけつゆ」の薄め方を基準に合わせると失敗しません。とりあえず、これ作っときゃ間違いない簡単版です。
なすの揚げ浸しの作り方は?プロの味を再現する手順
本格だし版を例に、順番に追っていきますで。
1. 調味液を作る。 鍋に水200cc・和風顆粒だし小さじ1/2・みりん大さじ2・砂糖小さじ1・しょうゆ大さじ2を入れて火にかける。ひと煮立ちしたら火を止めて、粗熱をとっておく。
2. なすを切る。 なすはヘタを切り落とし、皮目に5mm間隔で全体に浅く切り込みを入れる。縦半分に切ると火が通りやすく、味も入りやすい。
3. アク抜き(時間が空くときだけ)。 切ってから揚げるまで時間が経つなら、水にさっとつけてアク抜きする。揚げる前にしっかり水気をふくのを忘れんといて。油はねの元になるさかい。
4. 揚げる。 鍋にたっぷりのサラダ油を入れて170℃に熱し、なすが柔らかくなるまで転がしながら揚げる。目安は5分。菜箸でつまんで、くたっと柔らかくなってたらOK。はい、5分。できあがり、の一歩手前や。
5. 熱いうちに浸す。 揚げたなすを油をきって、熱いうちに調味液へドボン。ラップをして冷蔵庫で1時間冷やし、味をなじませる。
6. 盛り付け。 器に盛って、細ねぎとおろししょうがをのせたら完成。みょうがや大葉をのせても、夏らしゅうてええよ。
めんつゆ版なら、なすを縦半分に切って切り込みを入れ、フライパンの油で揚げ焼きにし、バットに合わせた水+めんつゆに浸すだけ。最後にみょうがと青ねぎを散らせば、15分で一品。

揚げ浸しで失敗しないコツは?皮の切り込みと温度
ここがいちばん大事なとこ。プロっぽく仕上げるコツを、母さんがまとめときます。
皮に切り込みを入れる。 これが最大のコツ。5mm間隔の浅い切り込みを入れることで、だしの染み込みが断然よくなるし、揚げるときに火も通りやすい。見た目もきれいに仕上がるさかい、ここは横着せんといて。
油は170℃をキープ。 温度が低いと油を吸いすぎてベチャッとなる。高すぎると外だけ焦げて中が硬い。170℃で、転がしながら均一に。なすが浮いてきて全体が色づいたら頃合いです。
熱いうちに浸す。 冷めてから浸すと味が入りにくい。揚げたてアツアツのうちに調味液へ、が鉄則。逆に調味液は粗熱をとって少し冷ましておくと、温度差で吸い込みがようなります。
深さのある鍋を使う。 たっぷりの油で揚げるレシピやから、フライパンより深い鍋のほうが安全で仕上がりもええ。少ない油で済ませたいなら、それは「焼き浸し」に近い別レシピになると思てください。
個人的には、揚げる前になすの水気をしっかりふくこと、これだけで油はねも仕上がりも全然変わると感じてます。地味やけど、いちばん効くコツやと思うで。
揚げ浸しの日持ちとアレンジは?作り置きとバリエーション
冷蔵庫で冷やすと味がなじむこの料理は、作り置きの優等生です。
日持ちの目安は、清潔な容器に入れて冷蔵でおよそ2〜3日。だしごと保存して、食べるときに汁ごとよそうのがおすすめ。長く置くなら早めに食べきってな。傷みが気になる夏場は、特に早めに。
なすだけやのうて、いろんな野菜・具材で楽しめるのも揚げ浸しのええとこ。下に組み合わせをまとめときます。
| 組み合わせ | 特徴・ひとこと |
|—|—|
| なす+ピーマン | 定番。ピーマンはさっと揚げるだけでOK |
| なす+ズッキーニ | 夏野菜どうし。彩りもきれい |
| なす+鶏もも肉 | ボリュームが出て、これ一品で満足 |
| なす+豚肉 | コクが増して、ごはんが進む |
| 鶏もも+柚子胡椒 | ピリッと大人味。お酒のあてにも |
| 高野豆腐 | だしをぐんぐん吸って、さっぱり仕上がる |
クラシルやデリッシュキッチンでも、こうした組み合わせのレシピがようけ紹介されてます。長芋なら、少し多めの油で焼き色がつくまで焼いてから漬ける「焼き浸し」がおすすめ。野菜によって火の通りが違うさかい、揚げる時間を変えるのがコツやで。
トッピングは、細ねぎ・おろししょうが・みょうが・大葉・かつおぶしあたりが鉄板。その日の気分で替えると、同じ揚げ浸しでも飽きません。

筆者の考察:なぜ今、なすの揚げ浸しなのか
ここからはあたしの私見やと思て、気楽に読んでな。
なすの揚げ浸しがこれだけ長く愛されてるのは、ただ「おいしいから」だけやないと、筆者としては考えてます。
ひとつは、物価高の時代にめっぽう強いこと。なすは比較的安く手に入る野菜やし、材料費は2人分で300円前後。みりん・砂糖・しょうゆ・だしという、どの家にもある調味料で味が決まる。特別な材料を買い足さんでええ料理は、財布にも気持ちにもやさしいんですわ。
もうひとつは、「作り置きできる」という現代の暮らしへの相性のよさ。共働きが当たり前になって、毎晩イチから作るのがしんどい家庭が増えた。冷やしてうまい、汁ごと保存できる、出すだけで一品になる——この三拍子がそろう揚げ浸しは、忙しい働き者さんたちの強い味方になってると感じます。
レシピサイトを見渡しても、めんつゆで15分の手抜き版から、だしから作る90分の本格版まで、幅が広いのも特徴的やと思う。これは裏を返せば「どんな生活リズムの人でも、自分に合うやり方が選べる」ということ。時間がある週末は本格版、平日はめんつゆ版、と使い分けられるのは、現代のレシピ文化のええとこやと、個人的には思てます。
そして、揚げ浸し人気の根っこには「冷たいおかずがおいしい季節」が長くなった、という気候の変化もあると考えられます。猛暑が当たり前になって、温かい煮物より冷やした一品が求められる日が増えた。冷蔵庫で冷やす揚げ浸しは、まさにこの時代の食卓にぴったりはまった、というのが筆者の見立てです。
今後も、レンジ調理で油を減らす工夫や、肉を足してメインにするアレンジなど、「もっと簡単に・もっと満足感を」という方向で進化していくと思います。けど、芯にある「揚げて、熱いうちに、だしへ浸す」という原理は、たぶん変わらん。シンプルやからこそ強い。あたしはそう思てます。
まとめ
なすの揚げ浸しは、皮に5mm間隔の切り込みを入れ、170℃で約5分揚げ、熱いうちに調味液へ浸して冷やす——これが決定版の作り方。
本格だし版は「水200cc・みりん大さじ2・砂糖小さじ1・しょうゆ大さじ2・顆粒だし小さじ1/2」、めんつゆ版は「水4:4倍濃縮つゆ1」が黄金比です。
冷蔵で2〜3日もつ作り置きの優等生で、ピーマンや鶏もも、ズッキーニなどアレンジも自在。物価高と猛暑が続く今の暮らしに、ぴったりの一皿やと思います。
ちゃんと食べて、ちゃんと寝るんやで。
よくある質問
めんつゆがない時はどうしたらええ?
水・和風顆粒だし・みりん・砂糖・しょうゆで作れます。目安は水200ccに対して、顆粒だし小さじ1/2、みりん大さじ2、砂糖小さじ1、しょうゆ大さじ2。味を見て、甘さやしょっぱさは好みで調整してな。
作り置きは何日くらい持つ?
清潔な容器に入れて、冷蔵でおよそ2〜3日が目安です。だしごと保存して、食べるときに汁ごとよそうと味がなじんでおいしい。夏場は傷みやすいさかい、早めに食べきってな。
なす以外の野菜でも作れる?
作れます。ピーマンやししとうはさっと揚げるだけ、ズッキーニも相性ばっちり。長芋は多めの油で焼き色がつくまで焼く「焼き浸し」がおすすめ。鶏もも肉や豚肉を足せば、これ一品でメインになります。


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