2024年前期のNHK朝ドラ「虎に翼」は、名古屋市をはじめとする各地で撮影が行われ、その美しいロケ地が話題となっています。本記事では、ドラマの撮影場所として使用された名所を詳しくご紹介します。
主人公・猪爪寅子が歩んだ道をたどりながら、各地の見どころを楽しんでみませんか?
さっそく、「虎に翼」の魅力的なロケ地を探訪してみましょう。
- 「虎に翼」のあらすじとキャストについて
- 名古屋市市政資料館や名古屋市役所などの主要なロケ地の詳細
- 鶴舞公園や四日市市のアミカン株式会社など、印象的なシーンの撮影場所
「虎に翼」のあらすじとキャスト
あらすじ
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士であり、後に裁判官としても活躍した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんの人生をモデルにしたドラマです。
物語は、猪爪寅子(いのつめともこ)が、女性弁護士としての道を歩み始めるところから始まります。
彼女が法曹の世界で直面する様々な困難や、それを乗り越えて成長していく姿が描かれます。
また、彼女の家族や仲間たちとの絆も丁寧に描かれ、感動的な人間ドラマが展開されます。
キャスト
主人公・猪爪寅子を演じるのは、実力派女優の伊藤沙莉さんです。
彼女の夫であり、支えとなる優三役には、人気俳優の岩田剛典さんがキャスティングされています。
また、寅子の父・猪爪直言役には、ベテラン俳優の柄本明さんが出演しています。
その他にも、寅子の同僚や友人役として、多彩なキャストが脇を固めています。
それぞれのキャラクターが持つ個性と、俳優たちの演技がドラマを一層引き立てています。
名古屋市市政資料館:歴史と美しさを兼ね備えたロケ地
市政資料館の概要
名古屋市市政資料館は、1922年(大正11年)に建てられた歴史的建造物です。
この建物は、かつて名古屋控訴院、地方裁判所、区裁判所として使用されていました。
大正期の建築様式を取り入れた美しいレンガ造りの外観や、内部の重厚な木製の階段や装飾が特徴です。
そのため、名古屋市市政資料館は、名古屋市内でも屈指の観光スポットとして多くの人々に親しまれています。
現在では、裁判所としての役割を終え、名古屋市の歴史や文化を紹介する資料館として利用されています。
また、館内には展示室や会議室もあり、市民の交流の場としても活用されています。
ドラマでの使用シーン
「虎に翼」では、名古屋市市政資料館が重要なロケ地として選ばれました。
特に、主人公・猪爪寅子が裁判官として初めて法廷に立つシーンは、この市政資料館で撮影されました。
大正時代の雰囲気を色濃く残す館内の法廷セットは、ドラマの重厚な雰囲気を一層引き立てています。
寅子が法廷に立ち、緊張と決意を胸に初めての裁判に臨む姿が描かれ、そのシーンは多くの視聴者の心に深く刻まれました。
また、館内の大階段を使ったシーンも印象的です。
寅子が同僚とともに裁判所内を移動する際や、重要な証拠を手に階段を駆け上がる場面など、多くのドラマチックな瞬間がここで生まれました。
さらに、市政資料館の外観も度々登場し、昭和初期の裁判所の風景を忠実に再現しています。
このように、名古屋市市政資料館は「虎に翼」の舞台として、その歴史と美しさを余すところなく表現し、ドラマの成功に大きく貢献しました。
名古屋市役所:明律大学のシーン
名古屋市役所の歴史
名古屋市役所本庁舎は、昭和8年(1933年)に建設されました。
この建物は、昭和初期のモダニズム建築を代表するものであり、その美しいデザインと歴史的価値から、国の重要文化財に指定されています。
外観は鉄筋コンクリート造りで、正面にそびえる時計塔が特徴的です。
内部には、豪華な装飾が施された議場や会議室があり、当時の建築技術と美意識を今に伝えています。
名古屋市役所本庁舎は、名古屋市の行政の中心として機能しているだけでなく、その美しい建築は市民の誇りでもあります。
撮影時のエピソード
「虎に翼」では、名古屋市役所が明律大学として登場し、その壮麗な建築がドラマの舞台として重要な役割を果たしました。
主人公・猪爪寅子が大学生活を送るシーンは、この名古屋市役所の内部と外部で撮影されました。
特に、大学のキャンパスとして描かれるシーンでは、正門から続く美しい並木道や、学生たちが行き交う広場が映し出され、昭和初期の大学の雰囲気を見事に再現しています。
また、寅子が友人たちと議論を交わすシーンや、教授と熱心に話し合う場面も、この名古屋市役所で撮影されました。
これらのシーンでは、歴史的な建築の重厚感と、学生たちの青春が織りなすドラマチックな雰囲気が視聴者に強い印象を与えました。
さらに、名古屋市役所の内部の豪華な会議室もドラマの重要なシーンに使用されました。
寅子が教授との面談を行うシーンや、大学の重要な会議が開かれる場面では、この会議室の壮麗な装飾が背景として登場し、緊張感と格式を醸し出しています。
名古屋市役所が持つ歴史と美しさが、「虎に翼」の世界観を豊かに彩り、視聴者に昭和初期の大学生活の魅力を伝えました。
鶴舞公園:東京地裁前のシーン
公園の魅力
鶴舞公園は、明治42年(1909年)に開園した名古屋市最初の公園です。
この公園は、広大な敷地内に豊かな自然と歴史的建築が調和した美しい場所です。
特に、公園内にある名古屋市公会堂は、昭和天皇の即位を記念して建設されたもので、その壮麗な建築様式が訪れる人々を魅了します。
その他にも、鶴舞公園には日本庭園、桜の名所として知られる桜園、四季折々の花が楽しめる花壇など、多彩な見どころがあります。
また、公園内には広々とした芝生広場やスポーツ施設もあり、地元の人々の憩いの場として親しまれています。
ドラマでの使われ方
「虎に翼」では、鶴舞公園が東京地裁前の日比谷公園として登場しました。
この公園の美しい風景と歴史的な雰囲気が、ドラマの重要なシーンを引き立てています。
特に、主人公・猪爪寅子が裁判所に向かうシーンや、同僚と重要な会話を交わすシーンでは、鶴舞公園の豊かな自然と歴史的建築が背景として使用されました。
寅子が東京地裁に向かう際に歩くシーンでは、公園内の広々とした並木道が映し出され、その美しさが視聴者の心を掴みました。
また、裁判所のシーンでは、名古屋市公会堂の壮麗な外観が背景として使用され、ドラマの重厚な雰囲気を一層引き立てました。
これらのシーンは、鶴舞公園の魅力を存分に引き出し、昭和初期の東京の風景を見事に再現しています。
さらに、公園内の池や日本庭園もドラマのシーンに登場し、寅子が同僚と深い話を交わす場面や、静かな時間を過ごすシーンで使用されました。
これらのシーンでは、鶴舞公園の静謐な美しさがドラマの感動をさらに高めています。
鶴舞公園は、その豊かな自然と歴史的建築が融合した独特の雰囲気が「虎に翼」の物語を豊かに彩り、視聴者に昭和初期の東京を感じさせる重要なロケ地となりました。
まとめ:「虎に翼」ロケ地を巡る旅
「虎に翼」のロケ地を訪れることで、ドラマの世界観を実際に体感することができます。
名古屋市を中心に、各地の魅力的なスポットを巡り、主人公・猪爪寅子の足跡をたどってみてください。
名古屋市市政資料館の重厚な建築や、名古屋市役所の美しい外観、鶴舞公園の豊かな自然など、それぞれのロケ地はドラマの中で重要な役割を果たしています。
また、四日市市のアミカン株式会社の歴史ある建物や、八王子市の長池見附橋など、ドラマの中で描かれたシーンを思い浮かべながら訪れることで、新たな発見や感動があるでしょう。
「虎に翼」の舞台となったこれらのロケ地は、どれも個性豊かで歴史的な魅力にあふれています。
ドラマの物語とともに、それぞれの場所の歴史や背景にも思いを馳せることで、より深く「虎に翼」の世界を楽しむことができます。
ぜひ、次の旅行先として「虎に翼」のロケ地を巡り、ドラマの感動を現地で体感してみてください。
- 「虎に翼」は、女性弁護士三淵嘉子の実話に基づくドラマ
- 主演は伊藤沙莉、夫役は岩田剛典
- 名古屋市市政資料館で裁判シーンが撮影
- 名古屋市役所が明律大学として登場
- 鶴舞公園は東京地裁前の日比谷公園として使用
- 四日市市のアミカン株式会社は登戸火工のシーンに使われた
- 各ロケ地は昭和初期の雰囲気を再現
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